卵のなかみ、も早いもので200回を超えました。
どういうわけか
広い宇宙の数ある一つ
蒼い地球の広い世界で
ひょんな事から、卵のなかみ、を始める事に
なったわけですが、本当にこのエッセイを
書き始めてよかったなと思います。
毎回分野問わず自由に書かせてもらったおかげで
自分の小説のテーマも、今この国で起こり始めて
いる変化の概要も、だんだんと見えるようになって
きました。
僕がなんとか現代の状況を把握しようとして
書いているこのエッセイの中から
読んでくれるみなさんが、一ヶ所か二ヶ所でも
あ、そうかもしれないな、という部分をひろって
生活に役立ててもらえたら
最高に嬉しいな、と思います。
中には、何を言ってるんだこいつは、という部分も
あるかもしれませんが、全ての人の意見や
感覚が一致するのは基本的に全体主義国家か
タコツボ化した新興宗教団体においてしか成立
しないわけなので、それは健全な精神が
機能している証なのだ、と僕は考えています。
あらかじめ御了承願いたいところであります。
ただ書き手の側としては、なるべく多くの人の
共感を得たいというのは当然のことでありますが……。
時に発作にかられて
GIVE ME A EARTH!
などという、とんでもないMCが入ったりしますが
こちらもあらかじめ御了承願いたいところであります。
気がついたらもう、2004年4月、です。
ここ仙台北山でも、日に日に春を感じられるように
なってまいりました。
春が来た、春が来た、どこに来た。
ここに来た。おお、よく来たな、春。
というわけで春がやってきました。
春と言えば
春は曙
やうやう白くなりゆく山際
少し明かりて
紫だちたる雲の
細くたなびきたる
GIVE ME A EARTH!
卵のなかみ、これからも宜しくお願い致します。
-卵のなかみ200回記念エッセイ-