2004年2月1日日曜日

高等教育ネットワーク・仙台(1)ボイコット 2004.2.X 初出

先日僕は、50歳を越えて尚、放送大学へ
通っているという向学心旺盛な知人から
高等教育ネットワーク・仙台、なるものを
ご紹介頂いたのでありました。

高等教育ネットワーク・仙台

ふむふむ、と、頂いたパンフレットに
目を通してみたところ
仙台市内の短大・大学などの教育機関が
各大学の垣根を越えて、一般市民や
職業人を対象とした講座を開く、というものでした。
中々よいではないか。

高等教育ネットワーク・仙台

最近僕は、やっと、大学改革、が
本格的に動き始めたのだな、と
実感しているのであります。
でも同時に、ちょっと遅かったな、という思いも
あります。
この国では毎度の事ながら
あらゆる病理が吹き出して
もの凄い数の人と
もの凄い額の金の被害を出し
もうこれではダメだ、滅んでしまう、という段階まで
追い込まれないと、改革、が始まりません。
事前に手を打つ、という事ができない民族性なのかも
しれません。

例に漏れず、大学改革、という問題も
僕が大学に入る頃から叫ばれていたのであります。
つまり10年近く前から叫ばれていたのです。
でも僕の大学在学中に、改革、は全く行われず
僕は、大学というのは何と下らないところなのだ、と
大学で学んだだけで大学を卒業してしまったのでした。

あまりに下らないので
僕はカチンときて
カチンときた僕は
卒業単位を全部取得していたものの
卒業式をボイコットしたのを覚えています。
そういえばその大学の、卒業証書、も
何処かへ行ってしまいました。
僕が大学で学んだのは
大学って下らないところだな、という事でした。

その世界一下らない日本の大学が
やっと改革に向けて動き出したのだな、と思うと
隔世の感があります。



-高等教育ネットワーク・仙台(2)モグリ、へ続く-
http://digifactory-neo.blogspot.jp/2012/09/220042_2186.html