2003年11月1日土曜日

7%理論(2)TVCM  2003.11.X 初出

マス・マーケティングには
こういった7%理論以外にも
いろんな複雑怪奇なシステムや
金になる話が潜んでいるので
テレビ番組のCM枠には
とんでもない額のお金が集まることになるわけです。
そうなると、TV番組の制作サイドとしては
青少年に与える悪影響など全く考えずに
視聴率が取れそうな番組ばかり作る、という事に
なります。

最近も、某テレビ局の職員が
視聴率サンプル世帯に現金を配って
視聴率を買収していた、なんてニュースが
ありましたが、
一件買収するのに、100万円以上の金が
動いていたとの事です。凄いですね。
僕もTV視聴率モニターになって
100万円ゲットしたいぜ! と思ってしまうような
信じられない額ですが
何百万円払って視聴率を何パーセントか
買収したとしても、それが後に
何千万円となって跳ね返ってくる仕組みが
あるのだから買う人が出てくるのも当然ですね。

黄金の7%理論が待っているのです。
広告掲載企業は、なんとか全消費者の
7%にまで商品を普及させるべく
視聴率の高い番組を追い回しています。
番組の趣旨に賛同して、という企業は
きっと少数派でしょう。

見事全消費者のうち7%にまで
商品を普及させる事に成功し
なんと91~98%の消費者が知っている
或いは、持っている、という、メガヒット商品、を
生み出せれば、何百万円や数千万円の広告代など
全く惜しくないわけです。



-7%理論(3)へ続く-
http://digifactory-neo.blogspot.jp/2012/09/3200311.html