2004年2月1日日曜日

メルマガ創刊記念 百日裁判(1)美人と一緒 2004.2.1 初出

というわけで僕は再び仙台高等裁判所へ
来ることになってしまったのでした。

仙台高等裁判所、のエッセイにも書きましたが
裁判所、という所は、たいてい、いかめしい造り、を
しているので、人を寄せ付けない雰囲気、が
あります。その点では美人ととても似ています。

人を裁く場所なので、やはり、いかめしい造り、を
していなくてはいけないのでしょう。
デイズにーランドのような場所で
判決を言い渡されても
人間は中々、罪の意識、を持てないと思います。

例にもれず、仙台高等裁判所、も
いかめしい造り、をしています。

僕が始めて仙台高等裁判所に足を
運んだ時には、その、いかめしい造り、に
圧倒されてしまったものでした。
そして怖気づいてしまって
家に帰りたくなってしまったのですが
ここで帰ったら男じゃない、とばかりに
勇気を振り絞って突入してみたのですよ、という
話は以前にも書きました。

でも今回仙台高等裁判所に
二回目の潜入を試みた僕は
逡巡することなく、スッ、と、いかめしい造り、の
建物内に入っていくことができました。
やはり美人と一緒なのです。
たとえ地球上の全ての男達が怖気づいてしまうような
美人であっても、付き合ってみれば
ただの女、になるのです。




-メルマガ創刊記念
百日裁判(2)弁護士に勝つ、再び、へ続く-
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