7%理論。
かつて、博○堂、や、電○、といった
広告会社が花形産業で
いわゆる、マス・マーケティングが機能していた頃、
どこで聞いたか忘れてしまいましたが
7%理論というものがありました。
7%理論。
つまり、その商品を全消費者のうち
7パーセントにまで普及させることに
成功すれば、あとは爆発的なメガヒットまで
もうすぐだ、というやつです。
消費者が100人いたとして
どうしてそのうち7人が
メガヒットを生み出す分岐点なのか。
その計算はこうです。
一人の人間の交友関係は
だいたい13~14人。
読者のみなさんも、自分に置き換えて
考えてもらいたいのですが
俺、友達が少ないんだ、という
寂しい人でも、最近社会問題化している
ひきこもり状態でもなければ
日常的につきあいのある人が
10人くらいはいるはずです。
逆に、私、友達がとても多いのよ、という
いわゆる、顔の広い人、でも
日常的につきあいのある人は
せいぜい20人くらいでしょう。
となると、消費者一人あたりの
交友関係は、平均すると
13~14人というあたりに落ち着くらしいのです。
で、7パーセント理論が出てくるわけですが
消費者100人のうち、7人がその商品を
持っていれば、その7人の交友関係にある
13~14人の人も、間接的にその商品の存在を
知ることになります。つまり(ちょっと算数)
7×13=91
7×14=98
で、ご名答。
全消費者100人のうち
7人にまでその商品を普及させれば
その交友関係にある13~14人の人達にも
その商品の存在が知れ渡るので
行く行くは、91~98%の消費者が知っている
メガヒット誕生、となるわけです。
その分岐点が、7%。
7%理論。
-7%理論(2)へ続く-
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